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2011 年度 実績報告書

筋活動解析のための光・電気・振動一体型センサの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22560422
研究機関佐賀大学

研究代表者

木本 晃  佐賀大学, 工学系研究科, 准教授 (80295021)

キーワード筋活動 / 光センサ / 電位 / 振動 / 積層型
研究概要

本研究の目的は、生活の質(QOL)の向上を目指し、筋活動モニタリングのための光・電気・振動同時測定システムを確立することである。そのために、光・電気・振動一体型センサを提案する。提案センサは、生体の同一空間内において、光・電気及び振動特性の同時測定を可能とするものであり、そられの測定値により筋活動診断の能力の向上を図ろうとするものである。
本年度は、前年度に行った提案センサの基礎的な性能評価をもとに、まず、実際の筋活動測定のためにセンサを改善した。具体的には、NIRS測定において外乱光の影響を受けるため、センサ構造を改良し、その影響の低減を図った。また、筋電測定のための透明電極を繰り返し利用することが困難であったため、ステンレス箔を用いた積層構造へ改良した。一方で、透明電極での筋電の繰り返し測定を可能にするため別の透明材料によるセンサの作成を行い、繰り返し測定の可能性を示した。改善した提案センサにより具体的な筋活動の測定を行った。実験として、製作した光・電気・振動積層型センサ3組を前腕に配置し、負荷をかけたときの筋活動にともなう光・電気・振動の測定を行った。結果から、測定精度には問題があるが、提案センサによる前腕の筋活動測定の可能性を示しえた。また、口腔筋への適応ついてセンサ構造を検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

提案センサにより筋活動における筋電(EMG)、筋音(MMG)、NIRSの同時測定が可能であることを示しえた。しかしながら、前腕部のみでの筋活動の測定であり、口腔筋への測定へ至れなかったことからやや遅れていると評価する。

今後の研究の推進方策

問題点は把握できていることから研究計画通り遂行できると考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 筋活動解析のためのEMG・MMG・NIRS測定システムの提案2012

    • 著者名/発表者名
      木本晃
    • 学会等名
      電気学会計測研究会
    • 発表場所
      新潟県民会館
    • 年月日
      2012-03-09

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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