下層大気圏下の3次元降雪プロファイル測定システムの開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22560435
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 計測工学
• 研究機関: 富山高等専門学校
• 研究代表者: 椎名 徹 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (80196344)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 計測システム / 降雪現象 / レーダ

研究概要

本研究では、下層大気圏下における3次元降雪プロファイルを高分解能で測定するシステムの研究・開発を行った。小型ドップラーレーダ3台にて、地上付近から高度約千mまでの鉛直方向降雪プロファイルを連続的に測定した。3台のレーダエコーを時空間解析することにより、3次元降雪プロファイルの構築を行った。更に、降雪粒子画像情報と地上付近のレーダ強度との関係を解析した。降雪粒子の粒径と落下速度から降雪強度Rを算出し、レーダ反射因子ZとのZ-R関係を雪質ごとに求めることが可能となった。

研究成果

• [雑誌論文] The backscattering cross sections of snow particles and the radar reflectivity factor (2011)
  • 著者名/発表者名: M. Ota, T. Shiina, M.Kubo and K. Muramoto
  • 雑誌名: Proc. SICE Annual Conference 巻: 2011 ページ: 1823-1828
  • URL: http://www.sice.jp
  • 査読あり
• [雑誌論文] Z-R relation for snowfall using two small Doppler radars and snow particle images,Proc.Int. (2010)
  • 著者名/発表者名: T.Shiina, M.Kubo and K. Muramoto
  • 雑誌名: Geoscience and Remote Sensing Symp. ページ: 4122-4125
  • URL: http://www.igarss2010.org
  • 査読あり
• [学会発表] 降雪粒子画像を用いた降雪種類の取得 (2013)
  • 著者名/発表者名: 椎名 徹
  • 学会等名: 電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 岐阜大学(岐阜県)
  • 年月日: 2013-03-22
• [学会発表] 降水粒子の粒径-落下速度分布の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 椎名徹
  • 学会等名: 電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 岐阜大学(岐阜県)
  • 年月日: 2013-03-21
• [学会発表] ロバスト変分ベイズによるライダデータの解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 椎名徹
  • 学会等名: 電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 岐阜大学(岐阜県)
  • 年月日: 2013-03-21
• [学会発表] レーダを用いた降雪粒子散乱特性の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 椎名 徹
  • 学会等名: 電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 岡山大学(岡山県)
  • 年月日: 2012-03-20
• [学会発表] Kバンド小型レーダを用いた降雪情報の取得 (2011)
  • 著者名/発表者名: 椎名 徹
  • 学会等名: 日本気象学会 2011 年度秋季大会
  • 発表場所: 名古屋大学(愛知県)
  • 年月日: 2011-11-18
• [学会発表] Kバンド帯における降水粒子散乱特性の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 椎名徹
  • 学会等名: 電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 東京都市大学(東京都)
  • 年月日: 2011-03-15