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2012 年度 実績報告書

サンプル零点の再配置法の開発とそのディジタル制御系設計への応用

研究課題

研究課題/領域番号 22560456
研究機関中部大学

研究代表者

十河 拓也  中部大学, 工学部, 准教授 (40273487)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードサンプル値制御 / フィードフォワード制御
研究概要

重要な制御応用例であるDCモータのディジタル制御系モデルは安定限界(-1) に近いサンプル零点を持つことが多いことから極零消去を行いにくいが,フィードバック系の補償器として用いられる位相進み/遅れ要素を直列結合して,その自由パラメータを調整することでサンプル零点の再配置を行いディジタルフィードフォワード制御系を設計した.昨年度にこの技法を実現するオペアンプ回路による零点再配置フィルタを開発し、モデルフォロイング制御実験によって有効性を検証できたが,この零点再配置フィルタを高速サンプルのディジタルフィルタに置き換える実験を行った.これによりアナログ回路を用いないマルチレートサンプル値系によって零点再配置をおこなう技法を確立できた.さらに,従来サンプル零点の不安定性によって応用に制約があったモデル追従適応制御系の設計へ応用する研究を行った.適応制御アルゴリズムとして,間接STR(制御対象のパラメータ推定を行った後に制御器のパラメータを調整する方法)を選んだ場合はパラメータ推定に時間がかかって収束が遅くなることも予想れていたが、DCモータを対象とした数値シミュレーションでは良好な収束性が確認できた.DC モータ制御装置を用いた具体的な実験によっても開発した手法の有効性が確認できた.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Design of compensator to relocate sampling zeros of digital control systems for DC motors2012

    • 著者名/発表者名
      Takuya Sogo
    • 雑誌名

      SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration

      巻: 5 ページ: 283-289

    • DOI

      10.9746/jcmsi.5.283

    • 査読あり
  • [学会発表] サンプル零点のテイラー展開計算法~グレブナー基底によるアプローチ2013

    • 著者名/発表者名
      十河拓也
    • 学会等名
      計測自動制御学会 第13回制御部門大会
    • 発表場所
      アクロス福岡
    • 年月日
      20130306-20130308

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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