研究概要 |
部材破断した構造物の安全性の評価は部材破断による増幅効果を衝撃係数として考慮したリダンダンシー解析が行われており,この係数の取り扱いは重要である.本研究では,部材破断による衝撃による動的増幅効果を詳細に検討した.これらの結果から,部材破断時の衝撃係数は部材毎に広く分布するものの,安全照査上クリティカルとなる部材については1.4~1.8の間で収束することが分かった.このような衝撃係数の収束値を実務上簡単に予測するための方法としてRMS法に基づいた簡便な方法を提案し,その適用性について検証した.
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