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2010 年度 実績報告書

世帯の多様性を考慮した世帯の交通および家庭エネルギー消費量の推定

研究課題

研究課題/領域番号 22560535
研究機関中央大学

研究代表者

谷下 雅義  中央大学, 理工学部, 教授 (30242001)

キーワードオーナーインタビュー調査 / 世帯の活動スケジュール / 自動車走行量 / 潜在クラス回帰分析
研究概要

本研究は,追加採択されたものであるため,本年度は当初の申請通りの十分な成果をあげることはできなかったが,運輸部門に関しては,自動車保有統計を用いた空間回帰分析,自動車オーナーインタビュー調査を用いた世帯の自動車走行量に関する潜在クラス回帰分析,また民生部門については,世帯の活動スケジュール生成方法の比較分析を行った.自動車保有については,群馬県の町字単位のデータを用いて,所得変数を制御して,人口密度弾性値を推定し,約0.1であると推定された.また自動車走行量についても,人口密度弾力性は0~-0.25と推定され,人口密度弾性値が高い世帯は,世帯人数が多く郊外に居住する傾向があることを明らかにした.
世帯の活動スケジュール生成の方法についてはパーソントリップ調査とNHK国民生活時間調査を組み合わせることで、従来のNHK国民生活時間調査のみを用いた方法では考慮できなかった世帯人員間の活動の相互関係や共有時間が考慮可能になった。また、運輸・民生(家庭)部門のエネルギー消費量を世帯単位で活動を考慮して同時に推計することが可能になった。
ともに,現在その削減が求められている世帯の運輸・民生部門のエネルギー消費の削減を考える上でその基礎的な知見を得るためのものであり,有用性は高いと考えている.学会において2編の研究発表を行い,参加者から貴重な意見をいただいた.
全国消費実態調査の個票データを用いて分析することが課題として残っており,来年度はそのデータを用いて分析を行う予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 世帯の活動スケジュール生成方法の比較分析2011

    • 著者名/発表者名
      坂本将吾・谷下雅義・鹿島茂
    • 雑誌名

      エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス講演論文集

      巻: 27 ページ: 395-398

  • [雑誌論文] 世帯の多様性を考慮した人口密度が自動車走行量に及ぼす影響分析-オーナーインタビュー調査を用いた潜在クラス回帰分析-2010

    • 著者名/発表者名
      谷下雅義
    • 雑誌名

      土木計画学研究発表会・講演集

      巻: 42(CD-ROM)

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公開日: 2013-06-26  

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