都市鉄道の所要時間信頼性向上に起因する利用者便益の計測手法に関する研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22560536
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 土木計画学・交通工学
• 研究機関: 東京電機大学
• 研究代表者: 高田 和幸 東京電機大学, 理工学部, 教授 (30282867)
• 研究分担者: 屋井 鉄雄 東京工業大学, 総合理工学研究科, 教授 (10182289) ; 岩倉 成志 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (20223373)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 所要時間信頼性 / 都市鉄道 / 出発時刻決定行動 / 支払意志額

研究概要

予め運行スケジュールが確定している都市鉄道の所要時間信頼性に係る便益の推計手法は未だ確立されていない.そこで本研究では,東京首都圏の鉄道利用者に対してアンケート調査を実施し,便益の推計に必要な,所要時間不確実性下における鉄道利用者の出発時刻決定行動モデルと,輸送障害に起因する損失時間の縮減に対する支払意志額関数の推定を行った

研究成果

• [雑誌論文] 鉄道利用者の所要時間分布の特性分析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 高浪裕三,杉山茂樹,藤生慎,高田和幸
  • 雑誌名: 土木計画学研究発表会・講演集 巻: Vol.46
• [雑誌論文] 鉄道の所要時間信頼性の経済価値の推計手法に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本貴大,杉山茂樹,藤生慎,高田和幸
  • 雑誌名: 土木計画学研究発表会・講演集 巻: Vol.46
• [雑誌論文] 鉄道の遅延時間を考慮した出発時刻決定行動に関するモデル分析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 高田和幸,鈴木孝典,藤生慎
  • 雑誌名: 土木学会論文集D3(土木計 画 学) 巻: Vol.68 ページ: 1071-1078
  • 査読あり
• [雑誌論文] Behavior Analysis of Departure Time Decision considering Redundancy of Railroad Network (2012)
  • 著者名/発表者名: Kazuyuki TAKADA, Makoto FUJIU, Shigeki SUGIYAMA
  • 雑誌名: Proceedings of the Second International Conference on Road and Rail Infrastructure- CETRA ページ: 81-87
• [雑誌論文] Departure Time Decision of Railway Users under Travel Time Uncertainty (2011)
  • 著者名/発表者名: Kazuyuki TAKADA, Makoto FUJIU, Shigeki YOKOYAMA, Tomonori SUZUKI
  • 雑誌名: Proceedings of the Eastern Asia Society for Transportation Studies 巻: Vol.8
• [雑誌論文] リダンダンシー性を考慮した所要時間信頼性向上に伴う鉄道利用者の支払意志額関数の推定 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤生慎,高田和幸
  • 雑誌名: 土木計画学研究・講演集 巻: Vol.44
• [雑誌論文] Study of willingness to pay for reducing lost time of railway users (2010)
  • 著者名/発表者名: Kazuyuki TAKADA
  • 雑誌名: Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies 巻: Vol.8 ページ: 1464-1474
  • DOI: DOI:10.11175/easts.8.1464
  • 査読あり
• [雑誌論文] 所要時間不確実性下における出発時刻決定行動に関する分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 横山茂樹,高田和幸
  • 雑誌名: 土木計画学研究発表会・講演集 巻: Vol.41
• [雑誌論文] Perception of the travel time reliability of the urban railway service in Tokyo (2010)
  • 著者名/発表者名: Kazuyuki TAKADA, Makoto FUJIU, Shigeki YOKOYAMA
  • 雑誌名: Proceedings of the First International Conference on Road and Rail Infrastructure-CETRA ページ: 873-879