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2012 年度 実績報告書

住宅における最適な空調制御のための滞在行動計測法開発と環境調整行動の教育的誘導

研究課題

研究課題/領域番号 22560581
研究機関宮城教育大学

研究代表者

菅原 正則  宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60300513)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード建築環境・設備 / 在室行動 / 環境調整行動 / モニタリング / 住環境教育 / 住宅 / 模型実験 / 食材
研究概要

今年度はまず、在室行動の規則性を利用して近い将来の空調稼働を決定する制御方法を新たに提案した。元データ日数を1~5日、参照時間幅を前後0分~前後90分ずつとして、空調合致率(在室行動と空調稼働が同期する度合い)を求めたところ、15分後予測の年平均空調合致率はいずれも在不在合致率(在室行動の規則性を表す指標)より高く、また参照時間幅が大きいほど高まる傾向がみられた。元データ日数により比較すると、5日の空調合致率は2日のものよりも安定して高かった。在室行動を正確に予測することにより、予熱暖房の熱負荷削減効果を高められると期待される。
また、在室行動推定法開発の一環として、主に、人の在・不在とCO2濃度および相対湿度の変化から住宅における室内の在室人数を推定する方法について、推定精度に影響を与えると思われる誤差関連項目の許容範囲を検討した。複数の標準条件について検討したところ、誤差関連項目の中には、許容範囲が極めて小さく、高精度の測定が求められるものもあった。しかし、人数推定の計算過程において算出される定数の調整による改良の可能性も示された。
環境調整行動に働きかける住環境教育の基礎学習教材として、明るく強い建物デザインを考える教育プログラムにおける食材利用の可能性を検討した。壁部品に用いる食材に必要な条件を、①扱いやすく模型毎の差異が少なく作れる。②食べやすく材料費も高くない。として検討した結果、クッキー生地を採用した。また、接着に用いる食材に必要な条件を、①扱いやすく粘着性がある。②壁部品との食べ合わせが良い。③固まるまでの時間が数分である。④一般に流通している身近な食材である。として検討した結果、ヌガーを採用することにした。開口部のない建物模型の剛性を示す[荷重/変位]は120N/mm、圧縮強度は465~499Nであり、両者とも大きな値を示した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 在室行動の規則性を利用した予測空調制御の提案2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則、大平英倫子
    • 雑誌名

      日本建築学会東北支部研究報告集

      巻: 第75号 ページ: 229-232

  • [雑誌論文] 居住者からのCO2および水蒸気発生を利用した在室人数推定における誤差の許容範囲2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則、籾山愛
    • 雑誌名

      日本建築学会東北支部研究報告集

      巻: 第75号 ページ: 247-250

  • [雑誌論文] 明るく強い建物デザインを考える教育プログラムに用いる紙模型における開口部形状と強さとの関係2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則、永瀬香理
    • 雑誌名

      日本エネルギー環境教育学会 全国大会論文集

      巻: 第7回 ページ: 132-133

  • [雑誌論文] 在室行動の規則性を利用した予測空調制御法における15 分後予測に関する検討2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則
    • 雑誌名

      日本建築学会大会(東海)学術講演梗概集

      巻: D-2 ページ: 549-550

  • [学会発表] 在室行動の規則性を利用した予測空調制御法における15 分後予測に関する検討2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 発表場所
      名古屋大学(愛知県)
    • 年月日
      20120912-20120912
  • [学会発表] 明るく強い建物デザインを考える教育プログラムに用いる紙模型における開口部形状と強さとの関係2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則
    • 学会等名
      日本エネルギー環境教育学会 第7回全国大会
    • 発表場所
      岩手大学(岩手県)
    • 年月日
      20120805-20120805
  • [学会発表] 在室行動の規則性を利用した予測空調制御の提案2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則
    • 学会等名
      日本建築学会東北支部研究報告会
    • 発表場所
      八戸工業大学(青森県)
    • 年月日
      20120617-20120617
  • [学会発表] 居住者からのCO2および水蒸気発生を利用した在室人数推定における誤差の許容範囲2012

    • 著者名/発表者名
      菅原正則
    • 学会等名
      日本建築学会東北支部研究報告会
    • 発表場所
      八戸工業大学(青森県)
    • 年月日
      20120617-20120617

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公開日: 2014-07-24  

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