英国と米国の公園緑地政策のうち、特に1960年代後半から1990年代前半にかけて行われた公園緑地の整備と管理運営の方針と計画を明らかにし、計画や管理運営の手法の変遷について考察することを目的とする。成果として、英国の公園緑地の計画には一人当たりの公園面積から公園種別の設定による計画策定へと段階的な展開があり、公園に種別されない広義のオープンスペースや民有地についての議論の存在が明らかとなった。米国については官民パートナーシップによる公園の管理運営から公園整備へと展開がすすんでいることが明らかとなった。
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