研究概要 |
低炭素都市づくりは,地球温暖化を防ぐための重要な都市政策である.クールシティ中枢街区の形成は都市デザインの新しい課題であり,情報技術の発達により,地域・都市計画の分野において,多くの計画デザインツールが開発されるようになってきている.本研究では,ゲームエンジンの開発キットを用いて,E-learningができるマルチユーザ環境を構築する.さらに,ユーザがクールシティ中枢街区を仮想空間として共有し,低炭素都市づくりのあり方を学習し,クールシティのコラボレーションデザインをネットで検討できるようにする。 東日本大地震の影響で、ゲームエンジンソフトの購入ができなくなり、その分の研究費に関して、繰越となったが、全体の研究に関しては、関連の研究成果には、大きな影響がなかった。平成22年度の研究に関して、平成23年度で報告することとなったので、平成23年度の研究成果の一部を含む形になるが、平成23年度の研究成果は、基本的には平成23年度の実績報告書に記載されている。平成22年度の研究に関して、認定モデル街区の現地調査を行い、調査で得られたクールシティ中枢街区に関する関連施策の整理を行った。そして、関連施策を仮想のモデル地区に取り込み,中枢街区となるような仮想地区を継続的に構築するように行ってきた. 研究成果としては、雑誌論文2編と学会発表4編があった。ソフトの購入ができなかった関係で、一部の研究は、Google技術を用いて進めてきた。平成23年度に、ゲームエンジンのソフトを購入ができたので、平成22年度の開発を引き続き、マルチユーザ関係で、学習システムを継続的に開発することにしたい.
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