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2010 年度 実績報告書

生活環境内のコンフリクト解消に向けた行為シーケンスのパタン・ランゲージの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22560608
研究機関神戸大学

研究代表者

長坂 一郎  神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (10314501)

研究分担者 本江 正茂  東北大学, 工学系研究科, 准教授 (70262037)
近藤 伸亮  独立行政法人産業技術総合研究所, 先進製造プロセス研究部門, 研究員 (40336516)
キーワード計画論 / 行為シーケンス / パタン・ランゲージ
研究概要

本年度は,行為シーケンス間に見られるパタンを分析するための基礎データとして,シェアオフィスにおける行為シーケンスを記録,観察,および分析した.具体的には,シェアオフィス内にある共用スペース全体を,天井に設置した8台のネットワークカメラを用いて1日約8時間(9時から17時まで)撮影した.そして,現われる行為者のID,行為者の移動の開始・終了位置,1秒ごとの移動地点,時間等を東北大学でProcessingを用いて作成されたプロットシステムを使用して記録した.これらのデータを行為者,移動の開始・終了位置等に従って分類することによって,行為シーケンスのデータを得た.得られた行為シーケンスのデータから利用者が行った移動の最短経路と最小時間を算出し,この最短経路から外れた移動経路を比較することによってコンフリクトの発生要因を推定した.
また,生活環境のコンフリクト解消のためのパターン,特に,コンフリクト解消のための設計アイデアを表現する手法について既存研究の文献調査および動向調査(国際会議参加,企業ヒアリング等)を行った.ソフトウェア設計のデザインパターンを参考にオブジェクト間の関係ネットワークとして設計解パターンを表現する方法を検討した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] クリストファー・アレグザンダーの初期理論における思想的背景(その2):パタン・ランゲージの理論的基盤:数学的構造主義とヒルベルトの形式主義2010

    • 著者名/発表者名
      長坂一郎
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集

      巻: 658 ページ: 2989-2997

    • 査読あり
  • [学会発表] 定式化:デザインと論理2011

    • 著者名/発表者名
      長坂一郎
    • 学会等名
      シンポジウム「建築のデザイン科学の方法論」
    • 発表場所
      建築会館(東京都)
    • 年月日
      2011-03-08
  • [学会発表] クリストファー・アレグザンダーの認知科学研究とデザイン理論2011

    • 著者名/発表者名
      長坂一郎
    • 学会等名
      日本認知科学会「デザイン・構成・創造」研究分科会研究会
    • 発表場所
      建築会館(東京都)(招待講演)
    • 年月日
      2011-01-28
  • [学会発表] シェアオフィス内の行為シーケンスの分析によるコンフリクトの特定2010

    • 著者名/発表者名
      岡安正寛, 堀田竜士, 本江正茂, 長坂一郎
    • 学会等名
      Designシンポジウム2010
    • 発表場所
      産業技術大学院大学(東京都)
    • 年月日
      2010-11-16
  • [学会発表] シェアオフィスの共用部におけるワーカーの行動特性に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      堀田竜士, 岡安正寛, 長坂一郎, 本江正茂
    • 学会等名
      Designシンポジウム2010
    • 発表場所
      産業技術大学院大学(東京都)
    • 年月日
      2010-11-16
  • [学会発表] アレグザンダーの初期理論における数学的構造主義とヒルベルトの形式主義の役割2010

    • 著者名/発表者名
      長坂一郎
    • 学会等名
      日本建築学会学術講演会
    • 発表場所
      富山大学(富山県)
    • 年月日
      2010-08-24

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公開日: 2012-07-19  

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