研究課題/領域番号 |
22560612
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
石垣 文 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (60508349)
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研究分担者 |
伊藤 嘉余子 大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (10389702)
生田 京子 名城大学, 理工学部, 准教授 (70420370)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 児童養護施設 / 養育環境 / 小規模化 / ユニットケア / 環境評価 |
研究概要 |
前年度までの研究をうけ、今年度は、子どもへのよりよい養育を実現するための職員側の視点に立ち、ユニットケア型施設の職員にとっての働きやすい施設環境について評価グリッド法による検討を行った。そこから、1)職員の環境評価の観点は「建物・環境」「生活・ケア」「職員集団」「施設運営・管理」「地域」の5つに分類される、2)子どもへの利点が強調されてきたユニット型施設であるが、職員にとってもより良い支援や負担の軽減、子どもとの信頼関係構築が実現しうるなどの利点がある、3)職員はユニットケア型施設の建物環境を評価している、4)施設環境の物理的要件として、家庭的な設備とインテリア、子どもの様子が分かりやすいこと、また調理や食事が身近となるような空間構成が重視されている、5)職員のバーンアウトを防ぎ子どもへのよい良い支援を行うために、施設運営・管理面における公休の保障と適切な施設・ユニット規模が課題となる、といった知見を得た。 これまでの本研究活動を通じ、児童養護施設におけるユニットケアのあり方を物理的環境と施設職員の職務との関係から検討し、以下の提案をあげる。 1)職員間の連携における方法や意識の統一と職員への支援体制の確立、2)施設建物の物理的な構成に応じた職員配置と連携方法の構築、3)職員の関係構築とそれに対する空間面からの支援
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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