研究課題
基盤研究(C)
本研究では,有明海沿岸地域の干拓村落を対象として,開発の計画原理と形成・変容プロセスの分析を行った。それにより,多様な村落形態が生まれる背景を明らかにした。 有明海沿岸地域における多様な干拓村落の形態は,近世の異なる開発主体の性質を反映するものであるとともに,限られた資本や技術といった諸条件のもとで行われた居住地選定と耕地拡大,それぞれの合理的な解として説明できる。つまり,開発時の計画というよりもむしろ,村落形成から変容に至るプロセスの中で後発的に獲得されてきたものである。
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