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2012 年度 実績報告書

地域特性および設置形態に対応した救命救急センターの建築計画指針の設定

研究課題

研究課題/領域番号 22560636
研究機関国立保健医療科学院

研究代表者

小林 健一  国立保健医療科学院, 生活環境研究部, 上席主任研究官 (80360692)

研究分担者 竹宮 健司  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (70295476)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード都市計画・建築計画 / 各種建物・地域施設 / 病院 / 救急医療
研究概要

【目的】我が国の救命救急センターの運営体制と共に,既存施設の構成とその利用実態を明らかにすることを目的として研究を実施した.
【方法】①国および各都道府県の救急医療に関する資料を収集した.②全国の救命救急センターを対象に,運営状況,施設状況についての郵送アンケート調査を行った.同時に74施設の救命救急センターの平面図・フロアマップを収集し,分析を行った.③様々な環境下で運営されている19施設を対象として,施設訪問・ヒアリング調査を行った.
【結果】救急医療に関連の深い検査・治療室では,センター専用として整備されているのが多いのはX線撮影室(約50%),CT室(約40%)であった.位置関係については,救急利用の頻度が高いX線撮影室,CT室は初療室と同一階に置かれ,頻度が低い内視鏡検査室,高圧酸素治療室は初療室とは別階に置かれる傾向にあることが分かった.初療室と救急ICUとの位置関係は,初療室とICUが別階にある施設が全体の約8割を占めた. また救命救急センターの平面について,運営・施設環境の視点から,『①完全独立型』,『②三次独立型』,『③隣接型』,『④混在型』の4つに分類した.さらに用途によって平面を,治療部門,検査,家族・スタッフ,収納,病棟のカテゴリから面積割合を示し,各類型の特徴を明らかにした.結果,施設規模は,検査室,家族の居場所,収納の有無が大きく影響しており,小さな規模になるほど優先順位の低い部門であることが分かった.
【考察】施設計画の観点から,救命救急センターの現状について把握することが出来た.救急医療に必要とされる治療・検査関連諸室については,適切な配置ができていない施設が多くみられることから,本研究では都市型,地方型など立地条件に応じた救命救急センターの平面ダイアグラムを提案した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 横森圭2013

    • 著者名/発表者名
      救命救急センター僅少地域における救急医療システム・施設計画の実態分析 救命救急センターの治療環境に関する研究 その8
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      北海道
    • 年月日
      20130830-20130901
  • [学会発表] 救急医療提供体制と救命救急センターの運営実態 救命救急センターの治療環境に関する研究 その52012

    • 著者名/発表者名
      横森圭
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      20120912-20120914
  • [学会発表] 救命救急センターの運営体制と治療環境の実態分析 救命救急センターの治療環境に関する研究 その62012

    • 著者名/発表者名
      小林健一
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      20120912-20120914
  • [学会発表] 救命救急センターの平面構成分析 救命救急センターの治療環境に関する研究 その72012

    • 著者名/発表者名
      島津江玲奈
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      20120912-20120914

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公開日: 2014-07-24  

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