研究課題
基盤研究(C)
金ナノ結晶材(平均粒径(D)<数 10nm の結晶子集合体、以下 n-Au)の特異物性から、我々は結晶粒界が "相"のように振舞うことで結晶子との二相共存状態にあると考えている。 本研究では、n-Au の室温の格子定数が金多結晶材(D>数μm 以上、以下 poly-Au)より約 0.05%小さいことに着目し、二相共存状態の発現機構について調べた。約 200K 付近で粒界擬弾性の増大率や格子定数の温度変化率に変化が見られ、これらは焼鈍後の粒成長により消失し poly-Au 状態へ回復することが明らかになった。これら結果は、poly-Au と異なる n-Au の粒界状態が二相共存状態に重要な役割を果たしていることを示唆する。
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