研究課題
基盤研究(C)
本研究では、電池材料・不動態膜などで重要な固体酸化物中の金属イオンや酸素イオンの原子拡散ついて電子論的手法(密度汎関数法)により、理論的研究を行った。Al2O3中のAlの拡散については、SiやTiを添加した場合についてこれら元素の近傍で2eV程度エネルギーが低下し、拡散において非常に重要であることが示唆された。一方、LaSi酸化物中の酸素拡散について、従来の測定結果をよく説明する拡散障壁値が得られ、その拡散機構を明らかすることができた。
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J. Mater. Chem.
巻: 21 ページ: 3234-3242
DOI: 10.1039/c0jm02473b
http://samurai.nims.go.jp/SASAKI_Taizo-j.html