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2012 年度 実績報告書

浸透法によるカーボンナノファイバー強化アルミ基複合材料の製造法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22560685
研究機関早稲田大学

研究代表者

増田 千利  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20350407)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードCNF / Al / 界面組織 / 濡れ性 / 浸透法
研究概要

カーボンナノファイバー(CNF)表面にアルミをコーティングして、プリフォームを作成し、真空中で1000℃、1100℃に加熱して、プリフォーム上にアルミナ管の底に1.0㎜の穴をあけた先端からアルミの溶滴を滴下する実験を試みた。その結果温度を2種類に変えても、アルミの液滴はアルミナ管からかをを出すが、プリフォーム上に落ちなかった。これはアルミナ管の壁にアルミナの液が張り付いて、落ちないことが想像された。これはプリフォームよりもアルミナ管の方が濡れ性が良いことが想像された。このためにCNF上にアルミをコーティングした後、窒素雰囲気で処理して、表面のAlをAlNに変化させて、プリフォームを作成して、同様の実験を行ったところ、900℃でアルミの液滴が滴下できた。その結果、900℃でプリフォーム上に球形のアルミが張り付いた形状を計測した結果、接触角(濡れ性を評価する指標である)が約140°であった。CNFにアルミだけをコーティングした場合には、接触角が180°出会った可能性があるのと、温度が900°よりも高いことを考えると、改善されたと推定される。まだ90°以下になったいないので、溶湯に入れても入らない可能性が高いので、今後は更にコーティング層の厚さを厚くし、AlNを形成させて再度実験を行う予定である。
CNF上にCuをコーティング法を検討した結果、600℃以上でコーティングできることがわかったが、触媒も分離していなかったので、今後分離することを試みる。またカーボン繊維上にKZrFをコーティングしたところ、接触角は60°と低いことから、今年度はCNF上にコーティングする方法を開発したい。
これまでAl溶湯にAl粉末上にCNTを成長させたのち添加した結果、軽いためにアルミ溶湯の上部に存在することが分かった。今後撹拌などを行って、検討したい。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] プラズマCVD法により作製した窒素添加DLCの構造とトライボロジー特性2012

    • 著者名/発表者名
      山本修二、日高徳昭、川名淳雄、増田千利
    • 雑誌名

      表面技術

      巻: Vol.63 ページ: 35-40

  • [雑誌論文] Relationship between tribological properties and sp3/sp2 structure of nitrogenated diamond-like carbon deposited by Plasma CVD2012

    • 著者名/発表者名
      Shuji Yamamoto, Atsuo Kawana, Hiroshi Ichimura, Chitoshi Masuda
    • 雑誌名

      Surface and Coatings Technology

      巻: Vol.210 ページ: 1-9

  • [雑誌論文] Al-VGCF複合材料の作製を目的とした In-Situ CVD法によるVGCF表面へのアルミニウムコーティング2012

    • 著者名/発表者名
      小川文雄、平川 起也、増田 千利
    • 雑誌名

      材料

      巻: Vol.61 ページ: 454-461

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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