今後の研究の推進方策 |
昨年度までに、電気伝導率と熱伝導率が大きく、且つ、ゼーベック係数の絶対値が大きいn型及びp型Si熱電素子を用いれば、熱伝導及びペルチェ吸熱を用いたパワーデバイスの冷却の可能性が高いことを明らかにすることができたので、本年度は、自己冷却デバイスの実用化の為、印加電流を10A,20A,30A,40A,50A,60Aに振り、水冷ヒートシンク内の水温を15℃,10℃,5℃に振って、n型Siのみ、p型Siのみ、n型及びp型Siを両方設置した場合について、それぞれMOSFETのみの温度分布と比較して、性能信頼性の更なる向上を目指す予定である。
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