研究課題
本研究ではポリ尿素のVUV/O3処理を用いた細胞ソーティングマイクロチップ向け親水化表面の最適化に関する研究を行った。本研究成果として、ポリ尿素の蒸着重合装置およびVUV/O3処理装置の作製を行い、その成膜条件の最適化を行うことで、当初目標としていた基板温度100℃以上での製膜およびVUV/O3処理により接触角20度以下を60日以上に渡り維持可能な処理条件を導き出した。また、本親水化処理の耐久性評価として、水洗、加熱処理を行っても接触角に変化がないことを確認した。また、ポリ尿素、VUV/O3処理の有用性を確認するため、接合試験を行った。その結果当初目標としていた1.0MPa以上の接合強度を持つ接合を実現した。続いて本技術を用いてマイクロ流路を作製し液体のリークチェック、マイクロビーズを用いた流路内部での吸着性、機能性の確認を行い、親水化処理された表面を用いて、疎水性ビーズはほぼ吸着されることなく送液されることの確認および、粒径の異なるマイクロビーズ(10マイクロメートルと30マイクロメートル)の粒径を分離することに成功した。また本技術を応用し、有機電子デバイスのパッケージングなどへの実証を行った。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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