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2011 年度 実績報告書

マグネシウム合金廃棄物の気相リサイクルプロセスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22560743
研究機関富山高等専門学校

研究代表者

井上 誠  富山高等専門学校, 機械システム工学科, 教授 (30232557)

キーワードリサイクル / マグネシウム / 真空蒸留法 / 押出加工
研究概要

本研究では、昨年度の結果をもとに市販のマグネシウム合金を原料に、真空蒸留装置を用い、真空蒸留法により気相リサイクルの検討を行い、得られたリサイクル材の特性を調査した。
1.真空蒸留法によるマグネシウム合金の気相リサイクル
(1)真空蒸留装置を用い、原料温度600℃、回収温度350℃、保持時間5hを中心に真空蒸留試験を行った。
(2)真空蒸留法で得られた気相リサイクル材のまま、押出加工の押出温度350~400℃、押出比R16の製造条件で主として行った。
2-マグネシウム気相リサイクル材の特性
(1)マグネシウム気相リサイクル材の硬さは、原料Mg-Al-Zn合金の方が、原料Mg-Al-Mn合金に比べ、硬くなった。
(2)マグネシウム気相リサイクル押出材の耐食性は、押出温度の影響を検討したが、明確な差はなかった。
(3)マグネシウム気相リサイクル押出材の耐食性試験後の外観は、押出温度の影響を検討したが、明確な差はなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

真空蒸留法によるマグネシウム合金の気相リサイクルの検討はほぼ終わり、マグネシウム合金気相リサイクル材の特性の検討を主に行えるようになってきた。

今後の研究の推進方策

マグネシウム合金気相リサイクル材の特性の検討において、機械的特性の検討、とくに、引張特性の検討が少し遅れているので、本年度は、引張特性の検討を中心に行っていきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Mg-Al-Zn合金の気相リサイクル2011

    • 著者名/発表者名
      井上誠、島政司、松澤和夫、会田哲夫、古井政明
    • 学会等名
      資源・素材学会
    • 発表場所
      大阪府立大学中百舌鳥キャンパス(大阪府)
    • 年月日
      2011-09-29

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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