研究課題
基盤研究(C)
新規酸素吸蔵材料としてデラフォサイト型銅酸化物に注目し、その酸素吸蔵特性と高温酸化還元雰囲気下における構造安定性の検討を行った。その結果、Cu-Cr 系酸化物における酸素吸蔵能は還元雰囲気下でのスピネル相の生成を伴うデラフォサイト相の分解と、酸化雰囲気下におけるデラフォサイト相の再生により発現することが明らかになった。さらにデラフォサイト型構造中の八面体サイトの置換によりCu-Cu 間距離が変化し酸素吸蔵能を制御できることなど、新規酸素吸蔵材料の設計指針が得られた。
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Solid State Sciences
巻: 14 ページ: 177-181
DOI:10.1016/j.solidstatesciences.2011.11.021