研究課題
基盤研究(C)
『二次元頓頭物体の後流渦列の発生起源』を実験から特定するため、対称形状のNACA0006型翼模型の迎角調整で、空間発展型の対流不安定と時間発展型の絶対不安定が支配する流れ場を任意に設定できることに成功した。模型の迎角を増すと翼の上面側の後縁近傍は逆圧力勾配が強まり境界層が剥がれて、逆流の強さに応じて不安定の切り替わりが行われる。この不安定が切り替わった条件で、ある位置からある特定の周波数をもつ速度変動が急激に成長するのが観察された。この位置の近傍に絶対不安定点が存在する。
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Transactions of the Japan Society for Aeronautics and Space Sciences
巻: Vol.55, No.6 ページ: 356-363