富山湾沿岸部の海潮流の発生メカニズムの解明と予測技術の確立

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22560800
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 船舶海洋工学
• 研究機関: 富山高等専門学校
• 研究代表者: 千葉 元 富山高等専門学校, 商船学科, 教授 (20369961)
• 連携研究者: 竹内 章 富山大学, 理工学研究部, 教授 (20126494) ; 古川 彰一 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (90321421) ; 松浦 知徳 富山大学, 理工学研究部, 教授 (10414400) ; 吉田 将司 サレジオ工業高等専門学校, 機械電子工学科, 講師 (50446241)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 海洋環境 / 海潮流計測

研究概要

富山湾沿岸部の流れの解析のため、層厚0.25mの1200kHzADCPを海底設置して、時系列データ取得を行った。まず、庄川河口部において、塩分楔の形成をADCPとCTDにより確認した。次に、滑川、海老江、氷見沿岸の3箇所において、2～5日間のADCP調査を行った。結果として、流速は全体的に約0.1～0.2m/s以下と弱いが、潮汐流が周期的に起こり、吹送流が約10m/sに達する強風時には約0.4～0.5m/s、水深約5mまで達しているのが確認された。

研究成果

• [雑誌論文] 富山湾における環境観測用センサネットワークの構築 III -海水温観測システムの運用と課題- (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉田将司,千葉元,北條晴正
  • 雑誌名: 日本航海学会論文集 巻: 第128号 ページ: 153-159
  • 査読あり
• [雑誌論文] 平成 24 年度環境省委託業務北西太平洋地域海行動計画活動推進事業報告書 (2013)
  • 著者名/発表者名: 千葉が
  • 雑誌名: 財団法人環日本海環境協力センター ページ: 119-149
• [雑誌論文] 富山湾の海水温度・塩分の季節変動特性-第6 報--実習船「さざなみ」による海洋環境境計測- (2010)
  • 著者名/発表者名: 千葉元,金山恵美,田近茂樹,東山茂勝,井口眞司,古山彰一,辻本良
  • 雑誌名: 富山高等専門学校紀要 巻: 第1号 ページ: 15-24
  • 査読あり
• [学会発表] Observations of Current Direction and Speed by Shipboard ADCP at Toyama Bay (2012)
  • 著者名/発表者名: Kenji Hamada, Satoshi Yukigaki, Hajime Chiba, Shigeki Tajika, Taizou Kaneda, Emi Kanayama
  • 学会等名: 2nd East Asia International Student Symposium on Maritime Sciences (EAISS2012)
  • 発表場所: Kobe, Japan
  • 年月日: 20121120-24
• [学会発表] ADCP 観測による富山トラフ周囲の海潮流調査-2010,2011、2012 年夏期の観測データの考察- (2012)
  • 著者名/発表者名: 千葉元,濱田健史,田近茂樹,橋本心太郎,古山彰一
  • 学会等名: 海洋気象学会 2012 年度第2回例会
  • 発表場所: 大阪管区気象台
  • 年月日: 2012-12-17
• [学会発表] Oceanographic Observations by Onboard CTD and ADCP at Toyama Bay (2012)
  • 著者名/発表者名: Hajime Chiba, Miho Sugie, Satoshi Yukigaki,Kenji Hamada, Shigeki Tajika, Shintaro Hashimoto, Taizou Kaneda, Emi Kanayama,Sho-ichi Furuyama
  • 学会等名: 2nd International Symposium on Expertise in Sustainable Societ y
  • 発表場所: Toyama, Japan
  • 年月日: 2012-11-30