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2012 年度 実績報告書

海底熱水活動の三次元可視化および湧出量計測手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22560806
研究機関東京大学

研究代表者

望月 将志  東京大学, 生産技術研究所, 助教 (60334364)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード海底熱水噴出 / 可視化 / 音響ビデオカメラ
研究概要

研究の最終年度である平成24年度は、平成23年度に構築した水槽実験システムの改修、再構築からスタートした。温水に長時間晒したことにより、流量を測るフローメーターをはじめとし、計測機器が不調を来したためであった。再構築した実験システムで、水槽中への温水放出実験を行い、評価用の音響データの取得を行った。これまでに取得したデータを基にして、熱水の可視化、計量ソフトウェアの完成を目指した。
1、熱(温)水放出装置の改修: 動作不調となったフローメーターの交換、放出温水の温度管理のために恒温槽を導入し、より安定した実験が可能となるよう、熱(温)水放出装置を改修した。
2、計測システムの改修: パンチルト装置と水槽底に定置するための台座部との接続部分を補強し、パンチルト装置の強い駆動力によって緩みが生じないよう対策を行った。
3、水槽実験の実施: 改修した熱(温)水放出装置、計測システムを用い、実験水槽での温水放出実験を行い、ソフトウェア開発のための最終的なデータの取得を試みた。
4、ソフトウェアの開発: 平成23年度までに開発したソフトウェアをベースにして、これまでに取得した実験データを使い、ソフトウェアの完成を目指した。結果として、放出温水中に含まれるマイクロバブルをプロキシとして、水槽中に放出された温水の全体像を表示することができ、更に、放出温水塊中の不均質構造(乱流となり拡散していく様子)を表示することが出来るようになった。温水塊の全体像を基にして、温水放出が定常状態であるとの仮定の下で、流量計測を実施した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 海底熱水活動の音響的観測手法の開発2013

    • 著者名/発表者名
      望月将志
    • 雑誌名

      海洋音響学会誌

      巻: 40(3) ページ: 未定

    • 査読あり
  • [学会発表] Development of Acoustic Observation Method for Seafloor Hydrothermal Flows2012

    • 著者名/発表者名
      Masashi Mochizuki
    • 学会等名
      AGU, 2012 Fall Meeting
    • 発表場所
      Moscone center, San Francisco, USA
    • 年月日
      20121203-20121207
  • [学会発表] 音響ビデオカメラを用いた海底熱水活動観測手法の開発2012

    • 著者名/発表者名
      望月将志
    • 学会等名
      海洋音響学会2012年度(平成24年度)研究発表会
    • 発表場所
      東京工業大学百年記念館, 東京
    • 年月日
      20120528-20120529
  • [学会発表] 音響による海底熱水観察手法の開発2012

    • 著者名/発表者名
      望月将志
    • 学会等名
      日本地球惑星学連合2012年大会
    • 発表場所
      幕張メッセ, 千葉
    • 年月日
      20120520-20120525
  • [学会発表] 音響映像を用いた海底熱水噴出計測手法の開発2012

    • 著者名/発表者名
      望月将志
    • 学会等名
      日本地球惑星学連合2013年大会
    • 発表場所
      幕張メッセ, 千葉
    • 年月日
      20120518-20120524

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公開日: 2014-07-24  

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