研究課題
基盤研究(C)
原子力構造材料に高エネルギー粒子照射下で変動荷重疲労試験を実施すると、点欠陥クラスターと転位運動との相互作用に基づく照射下効果によって疲労寿命が伸長することが知られているが、本研究により、ヘリウムと水素が同時に十分存在する状況では疲労挙動の照射下効果が抑制されることがわかった。この結果はヘリウムが蓄積した高経年化軽水炉構造材料では照射誘起応力腐食割れ(IASCC)に水素が影響することを示唆している。
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Journal of Nuclear Materials
巻: 417巻 ページ: 120-123
DOI:10.1016/j.jnucmat.2010.12.049