複雑な生態ネットワーク上において種の重要性を定量的に特定するための手法の開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22570017
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生態・環境
• 研究機関: 静岡大学
• 研究代表者: 佐藤 一憲 静岡大学, 工学部, 准教授 (30261382)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 群集

研究概要

もっとも単純な食物網において,静的アプローチと動的アプローチが全く同じ2次的絶滅の結果を与えるようなパラメータ範囲を明確にすることを試みた.また,一方のモデルで現れる2次的絶滅が,他方では決して現れない条件を特定することも重要である.しかし,単純な食物網でさえ,これらの問題に対する結果をわかりやすく整理して示すことは予想以上に困難な作業であった

研究成果

• [雑誌論文] 確率微分方程式とその近似方程式における平均絶滅待ち時間について (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 雑誌名: 数理解析研究所講究録 巻: 1796巻 ページ: 70-71
• [雑誌論文] ケモスタットにおける捕食者・被食者ダイナミクス (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲,山崎淳史
  • 雑誌名: 数理解析研究所講究録 巻: 1751巻 ページ: 154-158
• [雑誌論文] 離散時間モデルにおける最大持続生産量について (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲,山田慎也
  • 雑誌名: 数理解析研究所講究録 巻: 1757巻 ページ: 44-50
• [雑誌論文] 数理生物学の確率的手法 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲,藤曲哲郎
  • 雑誌名: 数理解析研究所講究録 巻: 1706巻 ページ: 16
• [雑誌論文] 個体群動態とアリー効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 雑誌名: 数理解析研究所講究録 巻: 1704巻 ページ: 84
• [学会発表] 離散空間上の個体ベース個体群動態 (2013)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: 本生態学会
  • 発表場所: 静岡県コンベンションアーツセンター
  • 年月日: 2013-03-06
• [学会発表] 格子空間上の集団に対する侵入速度の評価について (2013)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: 生命数理研究会
  • 発表場所: ホテル甘露の森,北海道虻田郡ニセコ町
  • 年月日: 2013-01-16
• [学会発表] 発達期の数理モデリング再考 (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: RIMS 共同研究
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2012-12-18
• [学会発表] 確率モデルにおけるアリー効果の現れ方 (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: シンポジウム「九州大学数理生物学研究室の 20 年とこれからの数理生物学」
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2012-11-23
• [学会発表] Maximum sustainable yield for discrete-time population model (2012)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Sato
  • 学会等名: GCOE Tutorial Workshop "Biomathematics of Structured Populations" with a Mini-Symposium in Honor of Professor Yasuhiro Takeuchi
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2012-11-02
• [学会発表] Spatial models in biosystems: introduction (2012)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Sato
  • 学会等名: CJKICMB2012
  • 発表場所: 韓国・釜山・釜山国立大学
  • 年月日: 2012-05-23
• [学会発表] 確率モデルから推定される絶滅までの平均待ち時間について (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: 日本生態学会
  • 発表場所: 龍谷大学
  • 年月日: 2012-03-21
• [学会発表] 確率微分方程式とその近似方程式における平均絶滅待ち時間について (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: RIMS 研究集会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2011-11-17
• [学会発表] 時間的に変動する個体群の最大持続生産量について (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲,山田慎也
  • 学会等名: 個体群生態学会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2011-10-15
• [学会発表] 離散時間モデルにおける最大持続生産量について (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲,山田慎也
  • 学会等名: 日本数理生物学会
  • 発表場所: 明治大学
  • 年月日: 2011-09-14
• [学会発表] On the evaluation of the invasion speed for lattice population (2011)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Sato
  • 学会等名: ICAM2011
  • 発表場所: 中国・信陽・豫花園大酒店
  • 年月日: 2011-08-09
• [学会発表] Maximum sustainable yield for discrete-time population dynamics (2011)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Sato, Shinya Yamada
  • 学会等名: ICMB2011
  • 発表場所: 中国・南京・南京理工大学
  • 年月日: 2011-06-04
• [学会発表] 生態ネットワーク上のキーストーン種を特徴づける様々な指標の比較 (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: 日本生態学会
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター
  • 年月日: 2011-03-10
• [学会発表] ケモスタットモデルにおける捕食者- 被食者ダイナミクス (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲,山崎淳史
  • 学会等名: RIMS 研究集会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2010-11-18
• [学会発表] Can spatial interaction with Allee effects promote dynamical complexity? (2010)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Sato
  • 学会等名: he 3rd China-Japan Colloquium of Mathematical Biology
  • 発表場所: 中国・北京・海北緑園
  • 年月日: 2010-10-19
• [学会発表] Allee threshold and extinction threshold in metapopulation: An implication for preventing the establishment of invasive species (2010)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Sato
  • 学会等名: 個体群生態学会
  • 発表場所: 横浜国立大学
  • 年月日: 2010-09-23
• [学会発表] 格子空間上の集団に対する侵入速度の評価(II) (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一憲
  • 学会等名: 日本数理生物学会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-09-15
• [図書] 理論生物学の基礎 (2012)
  • 著者名/発表者名: 関村利朗,山村則男,梯正之,佐藤一憲,高橋広夫,竹内康博
  • 総ページ数: 46-92
  • 出版者: 海游舎
• [図書] 生物数学入門 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹内康博,佐藤一憲,守田智,宮崎倫子,大西勇,梶原毅,下川哲也,南和彦,中岡慎治,佐々木徹
  • 総ページ数: 115-182
  • 出版者: 共立出版