研究課題
基盤研究(C)
広島県江田島市において,山火事や植生の歴史記録と,水源地堆積物の微粒炭や花粉の記録との対応関係を調べることで,微粒炭や花粉の堆積様式を明らかにした.大きな微粒炭の堆積様式は山火事の大きさとそこからの距離によって説明でき,大きな微粒炭は近隣で起きた山火事の指標になることが分かった.山火事を契機とする植生変化は,集水域が山火事で焼けた水源地でのみ,花粉情報として記録されていた.本研究は,微粒炭・花粉記録から過去の山火事やそれに起因する植生変化を復元する際の基礎情報となるだろう
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