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2012 年度 実績報告書

高等植物葉緑体におけるチオレドキシンファミリータンパク質の機能分担解析

研究課題

研究課題/領域番号 22570037
研究機関京都産業大学

研究代表者

本橋 健  京都産業大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (90301952)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード植物 / タンパク質 / 葉緑体 / ジスルフィド結合
研究概要

高等植物葉緑体のチオレドキシンは、葉緑体ストロマに局在し、光合成から得られる還元力の一部をフェレドキシン、フェレドキシン・チオレドキシン還元酵素を経由して、電子として受け取る。電子を受け取り、還元型となったチオレドキシンはカルビンサイクルを始めとして、ストロマに局在する各種酸化還元応答タンパク質を還元し、酵素活性の調節を行う。チオレドキシンファミリータンパク質は、これ以外のいくつかの経路に電子を渡すことも知られている。このように、葉緑体チオレドキシンファミリータンパク質は、標的タンパク質のジスルフィド結合を還元するという一見単純な活性で、A.標的タンパク質の酵素活性制御、B.活性酸素種消去、C.膜を超えた電子の受け渡し、など、葉緑体機能維持に関わる様々なレドックス制御経路へ電子を供給することができるのである。分子量約1万という小さなチオレドキシンタンパク質に、なぜこのようなことが可能なのかを明らかにするために、以下の研究を行った。
高等植物葉緑体ストロマに存在するチオレドキシンファミリーの機能分担を明らかにするため、まず、シロイヌナズナ葉緑体に局在すると考えられる5グループ、10種類のTrxタンパク質の特異的抗体を作成し、細胞内の各種チオレドキシンファミリータンパク質の定量を行った。その結果、グループ間で存在量の違いを明らかにすることができた。また、シロイヌナズナの葉緑体に局在するチオレドキシンファミリーのタンパク質機能を解析するため、シロイヌナズナのT-DNA挿入変異体の整備を進め、いくつかの変異体について、生理学的解析実験を行った。その結果、チオレドキシンファミリータンパク質は、グループごとに機能分担を行っているらしいことがわかってきた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Systematic Exploration of Thioredoxin Target Proteins in Plant Mitochondria2013

    • 著者名/発表者名
      Keisuke Yoshida, Ko Noguchi, Ken Motohashi and Toru Hisabori
    • 雑誌名

      Plant Cell Physiol.

      巻: 54 ページ: in press

    • 査読あり
  • [学会発表] 葉緑体ストロマにおけるm-type チオレドキシンの生理機能の解析2013

    • 著者名/発表者名
      桶川友季、本橋健
    • 学会等名
      第54 回日本植物生理学会年会
    • 発表場所
      岡山市;岡山大学
    • 年月日
      20130321-20130323
  • [学会発表] 葉緑体ストロマにおけるm-typeチオレドキシンの機能解析2012

    • 著者名/発表者名
      桶川友季、本橋健
    • 学会等名
      第85回日本生化学会
    • 発表場所
      福岡市;福岡国際会議場
    • 年月日
      20121214-20121216

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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