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2010 年度 実績報告書

脊椎動物におけるnebulinスーパーファミリーの生理機能の進化

研究課題

研究課題/領域番号 22570072
研究機関千葉大学

研究代表者

寺崎 朝子  千葉大学, 大学院・融合科学研究科, 講師 (30311616)

研究分担者 勝山 裕  東北大学, 医学系研究院, 講師 (10359862)
キーワード動物生理 / 脳・神経 / 筋肉 / 生理活性 / 分子進化 / nebulinスーパーファミリー / laspファミリー
研究概要

本研究は多様化したnebulinスーパーファミリーの脊椎動物における生理的な役割を明らかにすることを目的として、22年度は(A.laspファミリーの組織発現と組織内局在)(B.laspファミリーの生化学的な性質)について解析を進めた。
その結果、ゼブラフィッシュ胚におけるlasp-1は胚全体に母性mRNAとして分布し、epiboly期にhatching glandになる部位に発現が見られ、体節形成期には脳と目で発現が強いことが観察された。Lasp-2の母性mRNAは検出されず、原腸陥入期に神経組織に発現が見られ、体節形成期には脳と目で発現が見られるなど、違いのあることが明らかになった。
ニワトリ培養神経細胞の免疫染色では両者ともフィロポディアではアクチン束に沿ったドット状の局在を示したが、T-zoneにおける局在に差が見られる可能性が示された。また、グリア細胞における局在についても解析を進めている。
また、両者ともアクチン結合の親和性に差は見られず、トロポミオシンとの競合も無いことが共沈実験で確認されたことから、アクチン以外の結合タンパク質の違いについて解析中である。
並行して様々な無脊椎動物lasp遺伝子と脊椎動物のlasp-1遺伝子、lasp-2/nebulette遺伝子のexon-intron構造に保存性が見られることも明らかにした(2010年12月学会発表)

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Molecular evolution of lasp family proteins2010

    • 著者名/発表者名
      寺崎朝子
    • 学会等名
      The American Society for CellBiology(アメリカ細胞生物学会)
    • 発表場所
      ペンシルバニア・コンベンション・センター
    • 年月日
      2010-12-12

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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