研究課題
基盤研究(C)
二つの頭が分岐する尾部coiled-coil 構造の開始部位のアミノ酸配列はクラスII ミオシンの中で高度に保存されており、LL(ロイシン-ロイシン)となっている。このLL の配列が二つ頭の協同性に何らかの役割を果たしているのではないかと考え、"LL"を欠失した変異体、del LL を作製し、活性を測定したところ、アクチン滑り運動速度は野生型とあまり変わらなかったが、アクチン活性化ATP 加水分解活性は非常に低い値を示した。ストップドフロー装置を用いて測定した結果、LL を欠く事でアクチンと協同的に相互作用する事ができなくなり、アクチン存在下での効果的なリン酸の放出が妨げられている可能性が示唆された。
すべて 2012 2011 2010
すべて 学会発表 (14件)