研究課題/領域番号 |
22580001
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
久保 友彦 北海道大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (40261333)
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研究分担者 |
田口 和憲 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター, 主任研究員 (80414754)
松平 洋明 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター, 研究員 (90549247)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 組織培養 / カルス化 / 再分化 / テンサイ |
研究概要 |
1.前年度に得られた一年生形質を付与した培養好適テンサイについて、実際に形質転換が可能かどうかを試験した。アグロバクテリウムを実際に感染させたところ多くは枯死したが、いくつかの遺伝子導入されたカルス塊を選抜することができた。さらに、植物体の再分化にも成功した。この遺伝子型を持つ個体は、栄養的に増殖させて維持されている。春化処理を必要とせずに生殖成長に移行できる、形質転換可能なテンサイ遺伝子型を得ることに成功した。 2.前年度までに得られた、HR-3遺伝子について解析を進めた。テンサイ系統NK-294mm-Oはカルス化が起こるが、再分化は起こさない。一方、NK-294mm-CMSとNK-219mm-OのF1は、カルス化および再分化ともに著しく向上する。それぞれを培養して、カルスを再分化培地に置床し、0および14日目でRNAを抽出した。リアルタイムPCRにより発現量を調べたところ、HR-3はNK-294mm-Oではほとんど発現しないが、NK-294mm-CMS x NK-219mm-Oでは発現すること、およびその発現量は0日目より14日目の方が高い傾向にあることが判明し、再分化との明瞭な相関が示された。HR-3について、完全長mRNAに対応するcDNAを得た。その結果、HR-3は137アミノ酸残基をコードすることがわかった。再度BLAST検索を試みたが、遺伝子の機能に関わる情報は得られなかった。TargetPおよびPSORT解析によれば、HR-3のコードするタンパク質はN末端側に分泌シグナルを持つと予想された。あるいは、これらは細胞接着に関わる因子なのかもしれない。このような遺伝子の発現が再分化培地に強く応答することが、NK-219mm-Oの良好な再分化に関わる可能性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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