研究課題/領域番号 |
22580014
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
吉田 徹志 高知大学, その他部局等, 名誉教授 (10145112)
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研究分担者 |
山本 由徳 高知大学, 教育研究部自然科学系, 教授 (00093956)
宮崎 彰 高知大学, 教育研究部自然科学系, 准教授 (00304668)
福田 達哉 高知大学, 教育研究部総合科学系, 准教授 (00432815)
島村 智子 高知大学, 教育研究部総合科学系, 准教授 (50350179)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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キーワード | ウコン / 薬用成分 / 精油 / クルクミン / 根茎収量 / 種・系統間差異 |
研究概要 |
ウコン(ショウガ科Zingiberaceaeウコン属Curcuma LINN.)は,その根茎に色素成分であるクルクミンや精油などの薬用成分を貯える.これらの成分は免疫細胞のダメージを防いで皮膚がんや大腸がんなど炎症性のがんを予防する効果や,その抗酸化作用から白内障や糖尿病性腎不全を予防する効果が確かめられている.本研究課題では,ウコン属植物の根茎で生成される薬効成分,クルクミンおよび精油の蓄積に関する栽培生理の解明,種・系統間差異およびその遺伝的背景の解明を行うことを目的とし,平成24年度は薬用成分(クルクミン,精油)の化学的・形態学的調査により,生育に伴う変化,種・系統間差異を明らかにした. その成果として,1)精油含有率は,根茎で葉身および茎より有意に高く,生育に伴い増加した.精油の構成成分には収穫時期による差異はなかったが,種・系統間差異が認められた.これらの成果を日本作物学会四国支部および日本熱帯農業学会の講演会で発表した.2)植物体の内部形態においてクルクミン分泌物および精油油胞が観察され,その密度および外観に種・系統間差異が認められ,遺伝解析による分類とほぼ一致することが明らかとなった.3)葉緑体遺伝子4領域により詳細な系統間ネットワーク図を作成し,近縁関係を明らかにした.4)地元企業との共同研究により,ウコンの産地間差異を明らかにし,ウコンを用いた新商品を開発した.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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