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2012 年度 実績報告書

ソバにおける菊型草姿の発現に関わる環境要因の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22580019
研究機関名城大学

研究代表者

道山 弘康  名城大学, 農学部, 教授 (50167665)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードソバ / 草姿 / 成長・発育 / 側枝 / 節間伸長 / 葉の成長
研究概要

菊型と呼ばれる草姿を持つソバの系統がカナダで育成された.この系統は生育初期に伸長する主茎の下位節間が短く,大きな主茎葉が地表を覆うように成長し,側枝が地表を這うように生長する.しかし,この系統は日本で栽培するとその特徴的な草姿が発現しない.本研究はその原因を探ることを目的とした.本年は日長時間を16,17および18時間とし,名古屋の自然日長(約14.5時間)との間でソバの生長を比較した.また,昼夜気温を一定として25℃と20℃条件下での生長の比較を行い,これまでの結果とあわせて結論を得ることを目的とした.その結果,日長が16時間以上の長日条件では,葉の大きさには影響が小さく菊型的ではなかったが,主茎の短い下位節間の数が増え,側枝の発生角度が大きくなり,菊型の草姿が発現することが明らかになった.16時間以上の日長時間による生長の差異は小さかった.一方,昼夜20℃の低温では昼夜25℃の高温に比べて,主茎下位の短い節間の数は減少して菊型的ではなくなるが,側枝の発生角度が大きくなり,葉が大きくなり,菊型の草姿が発現することが明らかになった.以上の結果から,カナダではソバ菊型系統の特徴的な草姿が発現するのに日本では発現しないのは,カナダのソバの生育初期は日長時間が16時間で,平均気温が17℃であるのに対して,日本の名古屋では日長時間が14.5時間で,平均気温が23℃もあることが原因と考えられた..

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Effect of day and night temperature on the expression of the plant shape in a Kiku-type buckwheat line2013

    • 著者名/発表者名
      道山弘康
    • 学会等名
      12th International Symposium on Buckwheat
    • 発表場所
      Lasko, Slovenia
    • 年月日
      20130821-20130825

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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