研究概要 |
古代植物堆積層由来のフルボ酸処理がサラダナの生育,糖含量,ポリフェノール含量,抗酸化成分含量,ミネラル含量および DPPH抗酸化活性に与える影響を明らかにする目的で,サラダナ 'レッドファイヤー 'を供試し,各種処理区を設けた養液栽培を行った.その結果,フルボ酸 0.5%(pH4)を収穫前 2週間の間処理することにより,糖含量や機能性成分含量を高めることができるが,株の生育も抑制されることから, 0.5%以下の濃度のフルボ酸濃度や処理期間の短縮を進めることにより,生育量を減少させずに付加価値の高い商品作物を生産する技術を開発する事が可能であると考えられた.
|