倍加半数体系統を利用したネギ属高精度染色体地図の開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22580033
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 園芸学・造園学
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 執行 正義 山口大学, 農学部, 農学部 (40314827)
• 研究分担者: 伊藤 真一 山口大学, 農学部, 教授 (30243629)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: シャロット / タマネギ / 倍加半数体 / 雌性発生 / 雄性不稔回復遺伝子 / サポニン / QTL / タマネギ乾腐病

研究概要

ネギ属の遺伝学的研究において倍加半数体(DH)系統と分子マーカーを併用することは,Allium cepaの育種計画に有益な遺伝学的知見を供給することになる.本研究では,タマネギとシャロットの DH 系統間の F1雑種から得た雌性発生個体群を分離集団として用い,Allium cepa連鎖地図の構築を行った.この研究で得られた研究成果としては,S型細胞質雄性不稔の稔性回復核遺伝子に連鎖する幾つかの DNA マーカーをマッピングしたこと,ならびに,フザリウム属菌の感染で発病する乾腐病に対する抵抗性に関与する遺伝子の座乗染色体を決定したことが挙げられる

研究成果

• [学会発表] 倍加半数体技術の効果的な利用による Allium cepa 連鎖地図の構築 (2013)
  • 著者名/発表者名: 岩田智志・塚崎光・若生忠幸・山内直樹・執行正義
  • 学会等名: 園芸学会平成 25 年度春季大会
  • 発表場所: 東京農工大学(小金井市)
  • 年月日: 2013-03-24
• [学会発表] Combined use of gene preservation lines and artificially manipulated genetic stocks in omics approach of cultivated Allium species、 (2013)
  • 著者名/発表者名: Masayoshi Shigyo・ Syo Hirata ・ Abdelrahman Mostafa・Hoa Quynh Vu・Ariyanti Nur Aeni・Satoshi Iwata,・Tadayuki Wako・Naoki Yamauchi
  • 学会等名: Plant and Animal Genome Conference (PAG) ASIA 2013
  • 発表場所: Grand Copthorne Waterfront Hotel (Singapore)
  • 年月日: 2013-03-19
• [学会発表] Development of Aneuploid and Doubled Haploid Genetic Stocks in Cultivated Allium Species and Their Application to Omics Approach (2013)
  • 著者名/発表者名: Masayoshi Shigyo
  • 学会等名: 、Plant and Animal Genome Conference (PAG) ASIA 2013
  • 発表場所: Grand Copthorne Waterfront Hotel, (Singapore)
  • 年月日: 2013-03-17
• [学会発表] タマネギおよびシャロット倍加半数体間の F1 雑種に由来する雌性発生個体群の作出 (2013)
  • 著者名/発表者名: 岩田智志・山内直樹・執行正義
  • 学会等名: 日本育種学会 2012 年春季大会
  • 発表場所: 宇都宮大学(宇都宮市)
  • 年月日: 2013-03-04
• [学会発表] タマネギ S 型雄性不稔細胞質に対する稔性回復遺伝子座の詳細マッピングに適した倍加半数体由来分離集団における DNA マーカー解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岩田智志・中島徹也・山内直樹・執行正義
  • 学会等名: 園芸学会平成 23 年度秋季大会、
  • 発表場所: 岡山大学(岡山市)
  • 年月日: 2012-09-25
• [学会発表] タマネギおよびシャロット倍加半数体系統間の F2 集団の育成とその遺伝分析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 西澤秀信・岩田智志・山内直樹・執行正義
  • 学会等名: 園芸学会中四国支部平成 24 年度大会
  • 発表場所: 岡山大学(岡山市)
  • 年月日: 2012-07-21
• [学会発表] Development of Novel Mapping Populations of Allium cepa via Effective Use of Doubled Haploid Technology (2012)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Iwata・Tetsuya Nakajima・Naoki Yamauchi・Masayoshi Shigyo
  • 学会等名: 6th International Symposium on Edible Alliaceae
  • 発表場所: ACROS Fukuoka (Fukuoka)
  • 年月日: 2012-05-22
• [学会発表] Allium 属植物の根に含まれる抗菌性サポニン (2011)
  • 著者名/発表者名: 手島祥貴・Magdi A. El-Sayed・田中秀平・ 執行正義・鍛治原寛・伊藤真一
  • 学会等名: 平成 23年度日本植物病理学会大会
  • 発表場所: 東京農工大学(府中市)
  • 年月日: 2011-03-28
• [学会発表] タマネギおよびシャロット倍加半数体系統間における DNA マーカーの開発とそれらの F1雑種を用いたマッピング集団の作出 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岩田智志・中島徹也・山内直樹・執行正義
  • 学会等名: 園芸学会平成 23 年度春季大会
  • 発表場所: 宇都宮大学(宇都宮市)
  • 年月日: 2011-03-20
• [学会発表] タマネギおよびシャロット倍加半数体系統間の DNA 多型検出とそれらの F1雑種を用いた雌性配偶子由来半数体の作出 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岩田智志
  • 学会等名: 第2回中国地域育種談話会
  • 発表場所: 鳥取大学(鳥取市)
  • 年月日: 2010-12-18
• [学会発表] シャロットに含まれる二次代謝物の抗菌作用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 手島祥貴・Hangger G. Mawandha・Magdi A. El-Sayed・田中秀平・執行正義・赤壁善彦・伊藤真一
  • 学会等名: 平成 22 年度日本植物病理学会
  • 発表場所: 福井 AOSSA(福井市)
  • 年月日: 2010-09-30