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2010 年度 実績報告書

植物・細菌両細胞で機能する白葉枯病菌タンパク質LrpXによる植物抵抗性の抑制機構

研究課題

研究課題/領域番号 22580053
研究機関京都府立大学

研究代表者

津下 誠治  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (10254319)

キーワードイネ白葉枯病菌 / エフェクター / 植物-細菌相互作用 / 植物防御応答
研究概要

1.lrpX遺伝子を導入した形質転換イネの作出とその防御応答に関する性状解析
共同研究者とともにlrpX遺伝子を導入した形質転換イネの作出を行った。今後得られた形質転換体を利用することにより、細菌処理時におけるそこでの細菌増殖や、カロースの蓄積や活性酸素の発生に関する解析、さらには既知防御応答関連遺伝子群の発現解析を行うことにより、LrpXの植物細胞内におけるイネ防御応答への関与、およびそれがターゲットとするシグナル伝達経路を明らかにできると期待している。
2.LrpXと相互作用するイネタンパク質の同定
LrpXがイネ細胞内で相互作用するタンパク質を同定する目的で、酵母two-hybrid system法を実施した。その結果、LrpXはイネlipoxygenaseタンパク質と相互作用することを示唆する結果を得た。lipoxygenaseは植物の病害応答に関する重要物質であるジャスモン酸の生合成に関わる酵素である。今後、in vitroおよびin planta pull-down assayにより、LrpXとlipoxygenaseの相互作用についてさらに詳細に検討するとともに、ジャスモン酸合成、およびジャスモン酸経路を介したイネの病害抵抗に対するLrpXの作用について明らかにする予定である。また、LrpXと相互作用するイネタンパク質候補がlipoxygenase以外にも得られた。これらについても今後植物細胞内での相互作用について検討を加えたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www2.kpu.ac.jp/life_environ/plant_path/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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