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2012 年度 実績報告書

日本の農耕地土壌の窒素環境の多面的評価-規定要因の解析とアジアにおける位置づけ

研究課題

研究課題/領域番号 22580070
研究機関京都府立大学

研究代表者

矢内 純太  京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (00273491)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード土壌 / 窒素 / 形態別定量 / 有機可給態 / モデル化
研究概要

1) 土壌型・土地利用・管理の影響評価:前年度得られた日本の農耕地土壌の形態別窒素のデータを目的変量に、その規定要因としての気温・降水量や土地利用、肥培管理の情報などを説明変量にとり、重回帰分析を行うことにより、土壌や気候で決まる自然因子と、土地利用や管理の影響で決まる人為因子とに分けて形態ごとにそれぞれの寄与率を算出した。これにより、特に有機可給態については、潜在窒素無機化量とともに、その地点の気候条件を反映した実効窒素無機化量を推定できるようになった。さらに、それらに及ぼす気温の影響を考慮した実効窒素無機化量の算出を行った。
2) 異なる自然環境下のアジアの窒素環境の定量評価:自然環境の異なるアジアの農耕地土壌に対し、前述の形態別窒素5画分の定量評価を行う。すなわち、温帯多雨気候の韓国(Inceptisols卓越)と熱帯乾燥気候のインド(Aridisols卓越)の土壌試料の形態別定量を進めるとともに、熱帯雨林気候のインドネシア(Ultisols卓越)でサンプリングを実施し合計75点の土壌試料を採取し、形態別窒素の測定を行った。これにより、日本の農耕地土壌の窒素環境のアジアにおける位置付けのためのデータベースを確立した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 可給態窒素の化学抽出評価法で得られる土壌抽出液の分子量分布と特性評価

    • 著者名/発表者名
      矢内純太、公手友季絵、山田秀和
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会関西支部会2012年度大会
    • 発表場所
      倉敷
  • [学会発表] インドネシア・ジャワ島における農耕地土壌の形態別窒素の定量評価

    • 著者名/発表者名
      大本太一・Arief Hartono・小山華奈・中尾淳・矢内純太
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会関西支部会2012年度大会
    • 発表場所
      倉敷

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公開日: 2014-07-24  

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