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2010 年度 実績報告書

有用物質産生へ向けたインドロカルバゾール生合成酵素反応機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 22580089
研究機関富山県立大学

研究代表者

尾仲 宏康  富山県立大学, 工学部, 准教授 (80315829)

キーワード放線菌 / インドロカルバゾール / 生合成 / 抗ガン物質 / 酸化酵素
研究概要

インドロカルバゾール環形成の最後のステップはピロール環の酸化である。この触媒反応を行なう酵素はフラビン要求性のモノオキシゲナーゼ・StaCである。P450 StaP単独では、ピロール環7位の酸化状態が異なる3種類のインドロカルバゾール、K-252c, arcyriaflavin, 7-hydroxy-K-252cが併産されるが、StaCもしくはそのホモログであるRebCが存在することでK-252cあるいはarcyriaflavinを選択的に生産するようになる。これら3種類の化合物の持つ生理活性はそれぞれ異なるため、ピロール環7位の酸化反応のコントロールが可能になれば、有用インドロカルバゾールの選択的な醗酵生産が期待できるが、これまでその選択的反応機構の詳細は不明であった。本研究ではStaCとRebCの反応機構を生化学的に解析し、その選択的反応機構の詳細を明らかにした。StaC, RebC組換えタンパクの発現を行い、in vitroでの酵素反応を確認した。本研究では、RebCの基質結合部位周辺のアミノ酸残基をStaC型に変換した変異蛋白およびStaCの基質結合部位周辺のアミノ酸残基をRebC型に変換した変異蛋白を遺伝子組換えにより作出し、7位の酸化に関与するアミノ酸残基を特定した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 放線菌由来ヘテロ環含有抗生物質の生合成に関する分子生物学的研究2010

    • 著者名/発表者名
      尾仲宏康
    • 学会等名
      日本農芸化学会中部支部会例会(20年度日本農芸化学奨励賞受賞講演)
    • 発表場所
      静岡市
    • 年月日
      2010-05-30

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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