研究課題
基盤研究(C)
レトロウイルスのインテグラーゼ(IN)および逆転写酵素は、ウイルス感染に必要不可欠な酵素である。本研究では、モロニーマウス白血病ウイルスのこれらの酵素が、前骨髄性白血病(PML)タンパク質と相互作用することが明らかとなった。また、INはSUMO化を受けることが明らかとなり、PMLはSUMO化蛋白質と親和性が高いことが知られている。従って、INのSUMO化が不可欠と予想したが、PML との相互作用には影響を与えないことが分かった。さらに、ウイルス感染実験により、ウイルス感染における PMLの重要性が明らかとなった。また別のSUMO化酵素でもあり、ポリコーム染色体抑制因子の一つでもあるPc2がINと結合することもわかり、そのサイレンシングへの効果も示唆された。
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