研究課題
基盤研究(C)
牛乳中の主要な乳清タンパク質であるβ-ラクトグロブリン(BLG)の機能改変を目的として、トランスグルタミナーゼ(MTGase)を用いて、ポリリシン(PL)とのバイオハイブリッドを作出した。得られたハイブリッド分子の組成はBLG:PL=1:1.2であり、ネイティブBLGの全体的な高次構造がほぼ維持されていた。ハイブリッド化により、乳化性の改善、免疫原性の低減化を達成できた。さらに、デキストラン(Dex)を伸長したハイブリッドを調製することにより、より効果的な免疫原性の低減化を認めた。
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