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2012 年度 実績報告書

In vivo生体顕微鏡を用いた植物ポリフェノールの微小循環に対する作用の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22580146
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

越阪部 奈緒美  芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (30554852)

研究分担者 柴田 政廣  芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (60158954)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードIn vivo生体顕微鏡 / ポリフェノール / 腸管膜細動脈 / 挙睾筋細動脈 / 微小循環
研究概要

本研究では、植物ポリフェノールの微小循環に対する作用を検証するためのツールとしてin vivo生体顕微鏡観察システムを構築し、それを利用した評価を実施した。対象としてラットの腸間膜細動脈および挙睾筋細動脈を選択し、麻酔下でプラスティックチャンバーにそれぞれの臓器を展開後、95% N2–5% CO2でエアレーションしたKrebs-Ringerでチャンバーを満たし、pH 7.3-4、37℃条件下でCCDカメラを搭載した実態顕微鏡で直接的に血管の観察を試みた。その結果アセチルコリン(Ach)やphenylephrinの添加による血管の収縮・弛緩を可視化することができた。この実験系を用いて、高脂肪食負荷ラットにプロシアニジンを反復摂取させ、腸管膜細動脈のAchに対する応答能を観察したところ、高脂肪食摂取によってAch応答性は顕著に元弱し血管内皮機能の低下が示唆されたが、プロシアニジン摂取群ではそのような変化は認められなかった。一方、麻酔下でプロシアニジンを単回投与した場合、挙睾筋細動脈血流の著明な上昇が確認されるとともに、大動脈におけるeNOS発現量および血中NO代謝物濃度の有意な増加が認められた。これらの結果から、今回開発したin vivo生体顕微鏡観察システムは食品成分の微小循環系を評価する有用なツールであることを確認した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Ingestion of cocoa ameliorates endothelial dysfunction in mesentery arterioles induced by high fat diet in rats: an in vivo intravital microscopy study.2012

    • 著者名/発表者名
      Naomi Osakabe
    • 雑誌名

      Life Sciences

      巻: 91 ページ: 1196-1200

    • DOI

      doi: 10.1016/j.lfs.2012.08.031.

    • 査読あり
  • [学会発表] カテキン重合物のメタボリックシンドローム予防メカニズムの解明

    • 著者名/発表者名
      越阪部奈緒美
    • 学会等名
      2012 JSoFF学術集会
    • 発表場所
      静岡県男女共同参画センター・
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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