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2012 年度 実績報告書

素材生産における環境配慮を進めるための事業体論及び業界論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22580165
研究機関宮崎大学

研究代表者

藤掛 一郎  宮崎大学, 農学部, 教授 (90243071)

研究期間 (年度) 2010-10-20 – 2013-03-31
キーワード林業 / 素材生産 / 環境配慮 / 林業事業体
研究概要

2000年代中頃よりわが国の木材生産量が増加傾向にある中で、素材生産の現場では伐採跡地の荒廃が問題となっている。本研究では、素材生産における環境配慮に業界活動として取り組んでいる宮崎県のNPO法人ひむか維森の会を主に取り上げ、分析してきた。本年度は、事業体論の構築を目的とし、とりわけ素材生産業界における事業体の多様性をいかに捉えるかを課題として、宮崎県内の事業体を対象に聞き取り調査及びアンケート調査を行い、結果分析を行った。その結果、民間事業体の中での規模や組織の人員構成による差は大きくないと考えられたが、民間事業体と森林組合との間には、いくつかの点でパフォーマンスに差があることが明らかとなった。特に、伐出作業時の環境配慮にも影響があると考えられる主伐生産を行う際の事業体と所有者との関係については、1)事業体側から相対交渉を始めることは隣接地所有者に声をかける以外にはあまりなく、多くの交渉は所有者や仲介者から事業体に持ち込まれていること、2)民間事業体ではブローカーなど仲介者を介している場合が半分程度あるのに対し、森林組合ではほとんど仲介者を介することがないこと、3)民間事業体と比べ森林組合は相対交渉の成約率が高いことなどが分かった。これらは地域の森林所有者の協同組合である森林組合は森林所有者からの信頼を受けやすいことによるものと考えられた。また、何らかの事情で伐採が不可能な人工林資源の割合を推定してもらい、地域別に集計したところ、急傾斜地の奥山が広がる県北の方が伐採不可能資源が少ないとの結果が得られた。このことの一因として、県北では事業体が架線集材の技術を備えていることが当然で、架線集材技術さえあれば、立地条件による収穫不可能性が相当低減されることが考えられた。これは、環境配慮とともに資源の利用可能性を考えた場合にも架線集材技術が重要であることを示唆するものである。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アメリカ・メイン州における素材生産事業体認証制度の展開

    • 著者名/発表者名
      薛 佳
    • 学会等名
      日本森林学会大会
    • 発表場所
      岩手大学

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公開日: 2014-07-24  

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