研究課題
基盤研究(C)
八ヶ岳南西麓において、明治初期からの森林の土壌は全て褐色森林土で、それ以降に森林になった場所では黒色土と褐色森林土の双方が見られた。常に草原の場所はほぼ黒色土であった。黒色土では褐色森林土に比して多くの炭素蓄積があると考えられる。カラマツ生葉の窒素濃度は森林の履歴が長くなるにつれて上昇し、草地利用による収奪が終了後、土壌窒素の蓄積が進んだと考えられた。ろ紙分解試験では、老齢な林の方が草地よりは分解が早くなった。以上の結果から、草地から森林への転換は、時間に伴う土壌特性、分解特性、窒素利用パターンの変化をもたらすことが示唆された。
すべて 2014 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 図書 (2件)
地球環境
巻: 16 ページ: 151-161
Applied Soil Ecology
巻: (印刷中)
10.1016/j.apsoil.2013.06.005