研究課題
基盤研究(C)
夜行性魚の摂餌行動は、味覚ばかりでなく嗅覚、側線・内耳感覚、内臓感覚に誘起されたり影響を受ける。この研究では、味覚以外のこれらの感覚の受容器の形状、末梢から脳への経路、中枢内での投射経路を明らかにした。味覚については、ゴンズイは餌の刺激情報として僅かな pH 変化(0.1-0.2)を味覚神経が捉えて、摂餌行動を解発していることを電気生理学と行動学的に実証した。ゴンズイは頭部ばかりでなく胴体部全体に味蕾を持ち、そのニューロンの形状、神経節と第一次味覚中枢での構築様式を明らかにした。又、味蕾の起源を ATP 分解酵素を指標にして系統発生的に解析し、ヤツメウナギまで遡ることを明らかにした。
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Open Biology, Royal Society Publishing
巻: 3 ページ: 130015
Morphology and organization in the ganglion Journal of Fish Biology
DOI:10.1111/jfb.12058