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2010 年度 実績報告書

農商工連携におけるナレッジマネジメントを活用した共創的関係構築の条件に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22580252
研究機関九州大学

研究代表者

堀田 和彦  九州大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (00192740)

キーワード農商工連携 / ナレッジマネジメント / 共創的関係
研究概要

本年度は農業分野、食品・外食企業分野、消費者各々に内在するミスマッチの実態および連携組織内での問題の解明をおこなった。はずはじめに、農業分野においては農業経営の方向性と原料供給の方向性に関するミスマッチが想定される。この場合、農業分野全体の上記ミスマッチの実態把握については農協、企業的農業法人等への大量アンケート調査を実施し、定量的分析をおこなった。さらにすでに加工・外食企業と連携を組織している農協、企業的農業法人等に対して上記アンケートで明らかになった問題について定性的分析により解明の方向を明らかにした。次に、食品・外食企業において想定されるミスマッチの実態については企業の経営方針と国産原料使用の方向とのミスマッチの実態が想定される。また、生産コストと適正販売価格のミスマッチの実態についても検討をおこなう必要がある。この場合も上記ミスマッチの実態把握について食品・外食企業への大量アンケート調査をもとに定量的分析を用いて検討を進めた。さらに、消費者に想定されるミスマッチには潜在ニーズと支払可能額のミスマッチ等が想定される。これらの実態についても消費者への大量アンケート調査による定量分析をもとにその実態把握をおこなった。また、解明方向の検討にあたっては、国産原料を使った食料加工品を多く取り扱う生協、消費者グループ、量販店等への定性的分析をもとにその解明を試みる。上記3分野のアンケート調査に基づく定量的分析はデータの収集整理・分析においてSPSS統計パッケージ等を用いて分析をおこなった。また、原料供給を担う農業分野や、加工・外食分野等ついては、上記アンケート結果の中から比較的優良と思われる事例を取り上げ定性的調査を実施し、連携組織内での各分野の抱える問題の解明をおこなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] カット野菜業者の国産原料確保と販売実態の多様性2010

    • 著者名/発表者名
      堀田和彦
    • 雑誌名

      農業及び園芸

      巻: 85巻8号 ページ: 801-809

  • [学会発表] 九州におけるコメビジネスの最前線2010

    • 著者名/発表者名
      堀田和彦
    • 学会等名
      食農資源経済学会
    • 発表場所
      九州大学
    • 年月日
      2010-09-10
  • [図書] 貿易体制の変化と日韓畜産の未来2010

    • 著者名/発表者名
      堀田和彦
    • 総ページ数
      279
    • 出版者
      農林統計出版

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公開日: 2012-07-19  

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