研究概要 |
平成25年度は廃棄された貝殻を利用したセメント複合剤耐久性、透水性および力学特性を実験的に調べた。また、本研究では、建設廃棄物を用いた透水性セメント複合材 による盛土堤防の安全率を求めた。 各種盛土堤防に対する所要の安全率が確保できる補強材の最適設計を行った。仮定した盛土法面を対象にエクセルソフトを用いた安定解析を提案し、デザインチャート化を試みた。計算内容がわかりやすく、誰にでも扱いやすいエクセルソフトによる解析を行い、各種盛土堤防に対する設計手法を確立した。補強してない盛土堤防の安全率を仮定した3種の法面勾配(30°,45°,60°)についてそれぞれ求めた。補強土工法における砂/ジオシンセティックス間の評価に関する室内実験を行い、得られた成果による数値解析モデルの開発及び検証を行い、論文に投稿した。さらに、リサイクルタイヤから発生した鉄繊維材を用いてコンクリートの性質に関する実験を行い、その成果を学術雑誌に掲載した。
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