研究課題/領域番号 |
22580298
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研究機関 | 東京情報大学 |
研究代表者 |
PARK JongGeol 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (40337770)
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研究分担者 |
朴 壽永 東京情報大学, 総合情報学部, 研究員 (10573165)
原 慶太郎 東京情報大学, 総合情報学部, 教授 (20208648)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | メタン / 温室効果ガス / GEP Method / WDCGG / 土地利用 / 森林 / ALOS |
研究概要 |
世界気象機関は、1989年に全球大気監視計画を開始し、自然的、又は人為的原因による大気の複雑な変動メカニズムを理解するために、温室効果ガスを継続的に測定している。朴ら(2012)は屋外の広範囲を対象にした観測地点周辺からのCH4発生を評価する手法であるGEP Methodを開発し、温帯域に当たる日本のRyoriのWDCGGデータを用いて、観測地点周辺の森林の植生域によるCH4発生濃度を推定している。そこで、GEP Methodを用い、実験ではなく、屋外の異なる気象条件などによる季節変化や発生量の違いを考慮した複数の事例分析を行うことによって、温帯林の植生域におけるCH4発生量の推定を可能にすることが期待できる。一方、大気拡散モデルによる汚染濃度の推定には、地表面の状態やパラメータ、気象条件など、種々の条件が必要とされ、厳密なモデル化は難しい。NeuglobsowのWDCGGデータを用いた先行報告(WMO 2006)では、Neuglobsowの濃度増加の原因として、ローカルソースの影響によるもの、と大まかな考察に留まっており、観測濃度の示している特徴が明らかにされていない。このことからもモデル化の難しさがうかがわれる。 以上のことから、本研究では、GEP Methodを用い、温帯林の植生域におけるCH4発生量を推定する。具体的には、韓国、日本とヨーロッパの森林域におけるCH4発生量を推定した。その後、Keppler et al. (2006) とKirschbaum et al. (2006)の実験結果と比較するとともに、IPCC(2001b)の換算係数を用いた発生量算定結果や、大気拡散を考慮した算定結果と比較分析を行い、本研究による推定結果の妥当性を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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