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2010 年度 実績報告書

細網線維の形成機構を通した組織柔剛特性の解明と新規肉質評価指標の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22580305
研究機関東京農工大学

研究代表者

新井 克彦  東京農工大学, 農学部, 教授 (60175940)

キーワード細網線維 / XII型コラーゲン / XIV型コラーゲン / 筋肉 / C2C12 / 線維芽細胞
研究概要

本年度は、XIV型コラーゲンの遺伝子発現制御領域並びに転写因子を同定するために、既にマウス肝由来ゲノムより約14キロベースの第一エクソンを含むXIV型コラーゲン遺伝子を元に、LA-Taq(TAKARA)を用いたPCRを用いて様々な領域のDNA断片を増幅した後、ホタル・ルシフェラーゼをレポーター遺伝子に持つプラスミドベクター(Promega)にサブクローニシグした。続いて、様々な部分のXIV型コラーゲン遺伝子断片を含んだホタル・ルシフェラーゼコンストラクト1μgとコントロールベクターであるウミシイタケルシフェラーゼベクター(pRL-tk)(Promega)100ngを6μ1のFugene HDとともに初代線維芽細胞に対しトランスフェクションを行い、一晩培養を行った。その後Passive Lysis Bufferにより細胞を可溶化した後、その遠心上清についてDual luciferase assay systemを用いてルミノメーターにより各ルシフェラーゼ活性を測定した。その結果、転写開始点の上流700塩基以内に転写活性を上昇させる領域が存在し、700塩基よりさらに上流域には転写活性を抑制する領域が含まれることが示唆された。さらに、転写開始点の上流350塩基内にある転写因子結合部位、C/EBP、NFkB、AP-1、STRE、p300、Sp1-1、Sp1-2、TATAそれぞれにおいて点突然変異を導入したところ、STRE結合領域に変異を加えた際に転写活性が消失した頃から、この領域が当該コラーゲンの転写制御に重要な領域であることが示された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 第10回日本再生医療学会総会2011

    • 著者名/発表者名
      新井克彦, ほか
    • 学会等名
      マウスP19細胞株の神経特異的分化形質発現のp53がん抑制タンパク質による制御
    • 発表場所
      東京女子医科大堂
    • 年月日
      2011-03-01
  • [学会発表] ウマ浅指屈腱炎で発現するヒアルロニダーゼ分子種について2010

    • 著者名/発表者名
      新井克彦, ほか
    • 学会等名
      第42回日本結合組織学会学術大会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      2010-08-19

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公開日: 2012-07-19  

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