研究課題
基盤研究(C)
本研究は、母ドリの卵胞でIgYの取り込みを担うIgY受容体を同定することを目的とした。組換え型のIgY変異体を作出して、それらの卵黄輸送量を調査しところ、363番目のチロシン残基をアラニン残基に置換した変異体は卵黄に輸送されないことが判明した。この変異体の卵胞組織での局在を手掛かりにして、卵胞の最内層からIgY受容体の抽出・同定を行った。その結果、IgYの結合活性が検出された画分から、7種類のタンパク質が同定され、その中には卵黄前駆物質のビテロゲニンが含まれていた。ビテロゲニンを介した卵黄へのIgY輸送機構の存在については、今後、更なる検討が必要である。
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