研究課題/領域番号 |
22580387
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
荻田 信二郎 富山県立大学, 工学部, 准教授 (50363875)
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研究分担者 |
加藤 康夫 富山県立大学, 工学部, 教授 (20254237)
岸本 崇生 富山県立大学, 工学部, 准教授 (60312394)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 細胞工学 / 懸濁培養 / 組織培養 / 分子育種 / 代謝 / リグニン |
研究概要 |
温帯性竹類(Phyllostachysマダケ属)は、春先「地下茎からの筍の肥大」、夏期「稈の伸長・成熟」を伴うダイナミックな栄養繁殖をライフサイクル最大の特徴とする。この生長には先端部分の生長点と、各節の生長帯の2分裂組織が関与している。本研究では、申請者が確立したマダケ属の細胞・組織培養技術を活用し、従来の研究で成しえなかった(1)同調細胞培養系による「通年の生長生理解析と肥大・成熟制御要因の探索」、(2)安定提供可能なクローン竹苗を用いた「微小管内・温室等による生長特性の検証」を行うことによって、マダケ属の「肥大・成熟機構の解明」に寄与することを目的とする。今年度はハチク培養細胞およびマダケ培養細胞の増殖制御を行い、分裂活性や酵素活性などを評価できるモデルを構築した。また、遺伝子導入技術の改良も行い、関連する技術を特許申請した。さらに同培養細胞を(独)理化学研究所BRCに寄託し提供を開始した。また、フィールドおよび微小管内で再生したハチク植物体を用いて地下茎の発達および竹稈の生長過程における組織化学的解析に着手し、リグニンやデンプンの蓄積パターンを把握した。 マダケ属で取り組んできた研究成果を元に熱帯性のタケ2種についても生長モデルの構築が可能な事を見出すことができたので、次年度以降これらの知見を深化させ、さらに解析を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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