研究課題
基盤研究(C)
高等植物の第二次代謝に関する糖転移酵素遺伝子を有効に活用することによって天然機能性化合物の配糖体糖鎖を構築し、消化管吸収性と機能性の改善に結びつけることを目的として実施した。 各種植物から二次代謝糖転移酵素をコードする cDNA を単離し、組換え酵素を用いてその触媒機能を解析した。その結果、アポカロテノイド、プレニルフラノクマリン、イリドイドなどに対する新規糖転移酵素の同定に成功し、それらの有用化合物の代謝工学的手法による生産の土台を提供することが出来た。また、糖転移酵素を用いて生産した各種ケルセチン配糖体の消化管吸収と抗炎症作用を比較することにより、配糖体糖鎖の構造と消化管吸収性との関係について有用な知見を得た。
すべて 2013 2012 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (13件) 備考 (1件)
J.Nat. Med.
巻: (in press)
DOI10.1007/s11418-013-0760-5
FEBS Lett
巻: 586 ページ: 1055 -1061
FEBS Lett.
巻: 586 ページ: 4344-435
J. Biol. Chem.
巻: 286 ページ: 32866-32874
http://www.phar.nagoya-cu.ac.jp/hp/syg/index.html